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「あれじゃ国会答弁ではなく、相手の主張を跳ね返す法廷闘争だ」。与野党双方の議員から
仙谷由人官房長官の最近の発言ぶりを批判する声が高まっています。
野党をことさらに挑発するような異例の「とがった」答弁ぶりは、
仙谷氏の強気の性格に加え、菅政権の番頭役として難局に
臨む余裕のなさの表れのように思えます。
■陳謝に次ぐ陳謝
仙谷長官は10月25日の参院予算委員会の集中審議の冒頭、「事実に反した答弁があったほか、
不適切な答弁があったと認め陳謝する」と頭を下げました。
仙谷氏は22日の参院議院運営委員会の理事会でも自らの答弁をめぐり陳謝しており、
国会審議で語気を強めるたびに野党の反発を浴びて釈明を余儀なくされる展開が続いています。
仙谷氏は14日に参院予算委で自民党の山本一太参院議員から複数の新聞が報じた記事内容の真偽をただされ、
「最も拙劣な質問方法で、やらないようにと教育を受けた」と言い返しました。15日は政府の公務員制度改革への
取り組みを批判する経済産業省の官僚を野党が国会招致したのを受けて「上司として話すが、
彼の将来を傷つけると思う」などと答弁し、野党側が「どう喝だ」と猛反発する一幕がありました。
18日の参院決算委で自民党の丸山和也参院議員が電話での個人的なやり取りを暴露した件では、翌
日の記者会見で「いいかげんな人のいいかげんな発言に関与するつもりはない」と発言して
物議をかもしました。こうした一連の発言ぶりには民主党内からも「ねじれ国会で野党との
協調を迫られているのに自らの発言で国会運営を難しくしている」との批判が聞かれます。
菅内閣の支持率は18.5%で、前回の23.8%から続落しました。内閣支持率が2割を切るのは菅政権では初めてです。
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