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・東京国際映画祭で中国代表団が台湾代表団に対し「台湾」ではなく「中国台湾」などの
名称を使うよう要求、主催者側にも激しく抗議したため、トラブルを恐れた女優
ビビアン・スーさん(35)ら台湾代表団が開幕式参加を断念し、中国代表団も開幕式を
ボイコットしていたことが、25日分かった。文化・芸術分野にも政治を持ち込む中国側の
対応に、台湾では「台湾人民の感情が傷つけられた」(総統府報道官)と反発が広がっている。
関係者によると、中国代表団の江平団長(国営中国電影集団副総裁)が23日、開幕式の
グリーンカーペットを歩く直前になって、パンフレットに「台湾」との記載について、台湾代表団の
陳志寛団長(行政院新聞局電影事業処長)らに「中国台湾とするべき」と要求して騒ぎ始めたという。
式典参加予定者はこの時(グリーンカーペットの歩行開始ほぼ1時間前)すでにドレスアップし、
スタンバイオーケーの状態だったが、言い争いは決着がつかず、結局、中国側、台湾側双方とも
開幕式への参加は見送った。
映画祭の都島信成事務局長によると、開幕式の翌日からは中台両代表団ともに各種イベントに
参加、映画祭は予定通り進んでいる。これまで中国代表団が台湾の呼称でクレームを付けて
きたことは一度もなかったといい、都島事務局長は「なぜ今年に限ってこんなことを
言い出したのか、(中国側の対応に)正直言って困惑している。来年以降も台湾の呼称を
変えるつもりはない。映画祭は文化的な場であり、このようなことが、しかも急に論議される
ような場ではない」と話している。
翌24日の台湾映画関係者らとの記者会見でビビアン・スーさんは「(無念で)朝までメンバーと
お酒を飲んだ。私たちにはどうにもならない」と語った。
台湾で馬英九政権が誕生して以降、中台関係は劇的に改善し、国際的な舞台での台湾代表団の
活動に中国側が圧力をかけることはほとんどなくなっていただけに、今回の事態は台湾で大きな
反発を招いている。中国時報は「横暴な行為だ」と非難する呉敦義行政院長(首相)のコメントを
1面トップで報じた。各テレビも「中国が圧力」と報じた。(抜粋)
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