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ＥＰＡ締結で正式合意＝日印首脳が会談
菅直人首相は２５日、来日中のインドのシン首相と首相官邸で会談した。
両首脳は、日印両国の全面的な協力関係を促進する
「戦略的グローバルパートナーシップ」を今後１０年間で拡大・強化していくことを確認。
貿易自由化に向けた経済連携協定（ＥＰＡ）の締結で正式合意し、こうした内容を明記した共同声明に署名した。
シン首相の来日は２００８年１０月以来。
両国首脳が関係強化を打ち出した背景には、東シナ海などで海洋進出を強める中国をけん制する狙いもありそうだ。
日印の経済連携協定は両国の貿易総額の約９４％に当たる物品について、
関税を発効後１０年間で撤廃する内容。両首脳は閣僚級経済対話を設置することも確認した。
６月にスタートした日印原子力協定交渉については、早期妥結に向けて双方が努力することで一致。
シン首相は、日本が原子力協力の条件としている核実験モラトリアム（凍結）を継続する方針を改めて表明した。
また、両国間の人的交流を促進するため、ビザの発給手続きの簡素化に関する覚書に署名。
地球温暖化や国連安全保障理事会改革、テロ対策での協力も確認した。
時事通信（2010/10/25-20:18）
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