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大仏殿で発見の刀、1250年不明の正倉院宝物
奈良市の東大寺で、明治時代に大仏殿内から見つかった金銀荘大刀(きんぎんそうのたち)2本が、
約1250年にわたって行方がわからなかった
正倉院宝物の大刀「陽寶劔(ようのほうけん)」「陰寶劔(いんのほうけん)」だったことがわかり、
同寺と元興寺文化財研究所が25日、発表した。
同研究所のエックス線調査で、大刀2本から「陽劔(ようのけん)」「陰劔(いんのけん)」と
象眼された銘が見つかった。
「陽寶劔」「陰寶劔」は聖武天皇の遺愛品で、正倉院宝物の目録「国家珍宝帳」に記載されている。
光明皇后が大仏に献納し、正倉院にいったん納められたが、
外へ持ち出したことを示す「除物(じょもつ)」となり、その後存在が確認されていなかった。
大刀は1907~08年の大仏殿の修理に伴い、大仏の足元の蓮華(れんげ)座の周囲から出土していた。
(2010年10月25日17時56分 読売新聞)
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