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・大阪府吹田市が、日本で初めて計画的につくられた大規模団地「千里ニュータウン」、
高度経済成長期の象徴ともいえる「万博記念公園」、「太陽の塔」の3点セットで
世界遺産登録を目指すことが25日、分かった。市は専門家、市民らによる準備委員会を
年内にも立ち上げ、登録に向けた準備をはじめる方針。
大阪万博のシンボルで芸術家、故岡本太郎氏作の太陽の塔や、緑豊かな万博記念公園は、
平成16年ごろから、世界遺産への登録を求める声が出ていた。千里ニュータウンも、19年に
東京の田園調布とともに、文化庁から「計画的に作られた都市の文化的景観」として
研究対象に選ばれた。
市は、文化庁から文化的景観との“お墨付き”を得たことから、千里ニュータウンを
万博記念公園や太陽の塔と併せて、新しいタイプの「文化遺産」として位置づける
方針を確認。阪口善雄市長は「千里ニュータウンは、東洋一の大規模団地として
開発された。緑に取り囲まれた美しい街並みや公園があり、文化遺産として高い
価値がある」と評価。今後、世界遺産登録に向けて、「市民の機運を高めたい」と
意欲を見せる。
ただ、登録実現に向けた道程は厳しい。世界遺産登録を目指すためには、国から文化財
指定を受けたうえで、暫定リストに記載される必要がある。文化庁によると、暫定リストの
申請は19年以降、受け付けていない。暫定リスト入りを果たしても、国がユネスコに申請
できる数は限られており、実現には相当年数がかかる。ニュータウンが世界遺産に
ふさわしいか証明することも欠かせない。
市の担当者は「『なんかおもしろいやんか』と賛同してくれる市民もいる。大きな目標だが、
長期的にがんばりたい」と話す。大阪府は「夢がある話題だが、手続き面や内容面で、
現実的には難しいところはたくさんある」と慎重だ。(抜粋)
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