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★町村氏に敗れた民主、「政治とカネ」で動けず
北海道教職員組合(北教組)の違法献金事件などが発端となった衆院北海道5区補欠
選挙は24日、自民党の町村信孝氏(66)が勝利した。
今回の補選の焦点は「政治とカネ」だった。民主党は自らが招いた失点を克服でき
ず、集票マシンである労働組合の動きにも精彩を欠いた。中でも違法献金事件で団体と
して有罪判決を受けた北教組は、選挙戦で表立って動くことができなかった。
町村氏の「当選確実」を聞いた民主党新人の中前茂之氏(38)の選対本部長、荒井
聰・前国家戦略相(64)は「政治とカネの問題は、今回の選挙の発火点だった。ハン
ディキャップがあった上で戦っており、影響はあった」と硬い表情で語った。
高い組織力を誇る北教組は従来、地盤を持たない民主党候補に選対幹部を送り込み、
選挙を仕切ってきた。昨年8月の衆院選でも、当時の委員長が、民主党の小林千代美・
前衆院議員(41)の選対委員長を務めた。
今回の補選は、選対幹部から労組関係者が外れたが、北教組は機関誌で「組織推薦」
として顔写真付きで紹介。各支部に「支持者カード」集めなどを指示した。
しかし、町村陣営は北教組批判を展開。内部にも「表だって運動すれば、候補のイメ
ージが悪くなる」とのジレンマも広がった。
北海道教育委員会が事件後、教職員らの服務規律調査を行い、政治的行為を監視する
通報制度を設けたことも「萎縮(いしゅく)ムードに拍車をかけた」(北教組関係者)。
地方支部の中には、警戒感から、支持者カード集めを組合員に指示しないなどの動きも
出た。
■ソース(読売新聞)(2010年10月24日20時59分)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)