10/10/23 21:38:57 0
まるで負けることが前提でリングに立つボクサーみたいだ。
行政刷新会議が、やっと特別会計に切り込む「事業仕分け」の第3弾である。
27日からの本番を前に、担当大臣の蓮舫が「お金を出そうとは思っていない」
「期待感はなくしていただきたい」と、ハナから財源捻出をあきらめた発言を連発。
闘う前から、すっかり腰が引けているのだ。
全18会計・51勘定に及ぶ特会の歳出額は176.4兆円(10年度)と、
一般会計92兆円をはるかに上回る。その実態はずっと不透明で、霞が関の“隠れたサイフ”にされてきたのだが、
この税金のムダの温床にメスを入れようとしたのが、民主党だ。
昨年の衆院選マニフェストで「特会をゼロベースで見直し、必要不可欠なもの以外は廃止」と明記し、
予算の全面組み替えと埋蔵金発掘を柱に計16.8兆円を生み出すと約束した。
この勇ましさに国民は期待し、政権交代が実現したのだ。
それだけに蓮舫大臣の負け犬発言には本当にガッカリだ。
「特別会計への道案内」の著者で国会議員の政策秘書だった松浦武志氏が言う。
「予算の全面組み替えを約束した以上、蓮舫氏の弱気発言は国民を欺いたのと同じ。
初めから『お金は出ない』という結論ありきで、予算の組み替えに貢献できないのなら、
税金で仕分けを行う意味はない。壮大な八百長に血税を使うようなもので、それこそムダ遣いです」
まったく正論だ。しかも、デタラメはこれだけじゃない。蓮舫は財源捻出を捨てたばかりか、
「特会にある『埋蔵借金』の情報も徹底公開し、これまで向き合えなかった現実を直視する」なんて言っている。
「現実を直視」と言うと格好いいが、返済のメドが立たず「塩漬け」状態にある特会の借金をことさら強調しているだけだから、
悪質だ。大マスコミも競い合うように「『交付税及び譲与税配布特会』は33.6兆円の借金を抱える」
「『国有林野事業特会』にも1.3兆円」と、特会に眠る借金の額を“暴き”始めた。
URLリンク(gendai.net)
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