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東レの杉本征宏副社長は22日の記者会見で、ファーストリテイリングと共同開発した機能性インナー「
ヒートテック」の生産について、2015年ごろには中国外での生産比率を50%に引き上げる考えを示した。
編み・染め・縫製は中国で集中して行ってきたが、2008年には協力縫製工場をベトナムにシフト。
さらに、2010年4月にはバングラディシュで編み・染め・縫製の一貫工場が稼働したという。
杉本副社長は「中国外での生産拡大・強化は喫緊の課題」と指摘し、「中国での生産は現状を維持し、
今後の拡大は、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピンなどのASEAN地域とバングラデシュなどを生産拠点とし、
2015年ごろには、中国以外での機能性インナーの生産比率を現行の20%強から50%に高める」と述べた。
バングラデシュの新工場は、現在、ヒートテック生産の拠点となっており「第2期分も建屋は完成しており、
来年には設備を導入したい」(杉本副社長)としている。
「ヒートテック」は2003年から販売を開始し、すでに累計で1億枚以上を販売している。
今秋冬シーズンは、前年比1.4倍の7000万枚の販売を計画している。
このうち、10―15%は海外での販売になるという。
ファーストリテの柳井正会長兼社長は、中国でのビジネス展開について
「今回のデモは一部の人だけ。1店舗は半日店を閉めたが、それ以外の影響はない」と述べ、計画に変わりがないことを強調。
そのうえで「それぞれの国がそれぞれの国の企業を保護するのではなく、ビジネスがやり易いようにすることは国の義務」とした。
2010年 10月 22日 14:38 JST
ロイター
URLリンク(jp.reuters.com)