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・被告が玄関に入り、靴を脱いで上がろうとしたところ、鈴木さんに見つかり、声を上げられました。
被告は座っていた鈴木さんを押し倒して馬乗りになると、首の辺りを押さえ付けるなどして、
バッグから取り出したハンマーで、頭を5回殴りつけました。さらに片手で首の辺りを押さえたまま、
首を目掛けて果物ナイフを16回以上振り下ろして、首や顔面などをめった刺しにしました。
鈴木さんは動かなくなり、頸部刺創による右内頸静脈切破に基づく失血により、即死しました。
被告は江尻さんを殺害するためにすぐに2階に上がりました。
ペティナイフを握り、ベッドで寝ている江尻さんに馬乗りになろうとしました。
江尻さんは上半身を起こして抵抗し、2人はベッドの下に転がり落ちました。
江尻さんは「やめて」と何度も叫び、ペティナイフを必死でつかもうとして抵抗しましたが、
被告は江尻さんに覆いかぶさり、「この野郎」などと怒鳴りながら、首を狙い、ペティナイフで
少なくとも5、6回突き刺して気管を断裂させるなどしました。
江尻さんは窒息および頸部刺創による出血性ショックから心肺停止状態に陥り、
平成21年9月7日、搬送先の病院で、低酸素脳症の傷害により亡くなりました。(抜粋)
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※弁護側の主張
・事件後、被告は次第に正気に戻り、事件当日の夜から反省して泣いていました。
翌日の取り調べでも泣いていました。美保さんが亡くなるまでの1カ月あまりの間は、
毎日回復を祈り続けていました。
被告は手紙が書けるようになった21年8月6日から、取り調べで時間が取れない日を
のぞいて、毎日ご遺族などにあてた手紙を書いています。毎日必ず事件のことを
思いだしているのです。被害弁償も申し出ています。
被告が事件を後悔し、反省していることは、数日間の公判での被告の態度も含めて、
見ていただきたいと思います。(抜粋)
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※画像:URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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