10/10/20 23:33:51 P
○英国でも“事業仕分け” 赤字10兆円+49万人削減
英国のオズボーン財務相は20日、財政再建のため各省庁の歳出を最大で40%減らす「包括的歳出見直し」を公表した。
2015年までに830億ポンド(約10兆6千億円)の赤字を削減。192の特殊法人を廃止し、公的部門600万人中、49万人の
人員を減らす。景気回復への影響を懸念する声も上がるが、英国流の“事業仕分け”は日本と違って大胆かつ迅速だ。
金融危機への対応やその後の景気対策で、英国の財政赤字は今年1550億ポンド(約19兆8千億円)に膨らんだ。
政府債務残高は2~3年後に9千億ポンド(約114兆9千億円)、国内総生産(GDP)の70%に達する見通しだ。
「財政赤字の削減は避けられない」とオズボーン氏が中心となってこの3カ月間、各閣僚と丁々発止の協議を続けてきた。
各省庁への削減は平均19%。途中、フォックス国防相がキャメロン首相に「国の安全をおざなりにできない」と直訴する
騒ぎも起きた。
しかし、膨大な財政赤字は長期的に経済成長の妨げになるとして、国民の誇りになっている国営医療制度(NHS)と
途上国援助を除き、各省庁の歳出を見直した。著名企業家に調査を依頼した結果、各省庁間で宿泊費、プリンターのインク、
コーヒー代に大きな開きがあり、60億ポンド(約7700億円)以上の無駄遣いが指摘された。労働党政権下で増殖した
特殊法人についても192法人は不要不急として廃止を決めた。
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□ソース:産経新聞
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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