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★中国政府:日本のデモは「国際ルール守れ」、自国デモ「義憤を理解」
・中国政府・外交部の馬朝旭報道局長は、16日に日本と中国で相手国に抗議するデモが
行われたことについて、日本のデモに対しては国際ルール順守を求め、中国での
デモには「義憤は理解できる。ただし、違法行為には賛成できない」と述べた。中国の
デモでは、日系スーパーのガラスを破壊するなど、破壊行為も発生した。
中国は、16日のデモを主催した「頑張れ日本! 全国行動委員会」(会長:田母神俊雄
前航空幕僚長)を“右翼団体”として、中国大使館を3000人で包囲して抗議の意を
あらわす同デモの意向を“包囲攻撃”と表現する報道も目立った。
馬報道局長は日本でのデモについて、「日本側の意思表示に、重大な関心を持っている」、
「(外交官・施設の地位や安全保障を定めた)ウィーン条約における義務を着実に履行するよう、
日本側に促した」と述べた。
自国内のデモについては、「中国と日本は互いに重要な隣国である」、「両国の間には複雑で
敏感な問題がある」、「われわれは問題を、対話を通じて妥当に解決し、両国の戦略的互恵
関係を共同で維持することを主張している」との基本認識を示した上で、発生の原因は
「それまでの一時期における、日本側の間違った言動」と決めつけた。
馬報道局長は、中国国内の動きについて「一部群衆の義憤は理解できる」と述べ、「ただし、
愛国の熱情は法にのっとり、理性的に表現すべきだ。非理性的で違法な行為には賛成できない」、
「多くの人々は、愛国の情熱を自分自身の仕事をしっかりとするという実際の行動に転化し、
改革と発展や大局の安定を維持することができると信じる」と述べた。(抜粋)
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