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湧水町の栗野中学校１年、鮫島愛菜さん（１３）が、
堺市であった第７回全日本中学生女子相撲大会軽量級（５０キロ以下）の部で準優勝した。
練習場所としている同町米永の町勝栗相撲道場で１０日開かれた町豊祭相撲大会で
結果が報告され、多くの町民の祝福を受けた。
鮫島さんは小学４年の時、豊祭相撲大会に初出場。相撲経験はゼロだったが、
来賓の福山力男・県相撲連盟理事長（７３）から動きの質のよさを見込まれ、
本格的に取り組むことを勧められた。
しこ踏みやすり足など下半身強化で素質が開花し、５年生から３年連続で九州大会を制覇中。
女子選手に練習相手がいないため、もっぱら男性が胸を貸す。コーチ役の会社員、
重信和郎さん（４０）は「腕の力が強く重心が低い」。練習相手の霧島高校３年、
中原凌君（１８）も「引きつける相撲が本当にうまい」と、その実力に太鼓判を押す。
３日の全国大会決勝では、引き技を見せたところを静岡県代表にうまく懐に潜り込まれ惜敗した。
「簡単に引き技を出したことが自分の弱さ。来年は正面から当たる自分の相撲を
取りきって日本一になる」と悔し涙を流し、負けず嫌いに火がついた。
福山理事長は「既に全国優勝できる力はある。年を重ねるほどライバルは多くなるが、
上を目指す気迫を常に持って、研さんを重ねてほしい」とエールを送った。
*+*+ 373News 2010/10/15[06:45:57] +*+*
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