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宙に浮いた年金記録問題の対策として、日本年金機構(本部・東京都杉並区)が
外部委託する業務の入札に関する情報が業者側に漏れた問題で、警視庁は14日、
機構職員の男(46)について官製談合防止法違反の疑いで逮捕した。
情報を受け取っていた情報処理会社「NTTソルコ」(同港区)の社員の男(43)についても競売入札妨害容疑で逮捕した。
委託業務は、約7億2千万件の紙台帳記録とコンピューター記録を照合する作業。
全国29拠点で行われ、拠点ごとに業者を入札で選定する。入札は4月5日に公示され、5月25~27日に実施された。
捜査関係者によると、機構職員は2月以降、旧社会保険庁当時の同僚だったソルコ社員に、
内部資料である入札に関する情報を提供し、入札の公正を害した疑いが持たれている。
ソルコ社は17拠点の入札に参加し、うち2拠点で落札。落札額は計約12億5千万円だった。
ソルコ社が落札した2拠点については入札のやり直しが決まっており、今回の問題の影響で業務開始に遅れが出ている。
機構の調査で、職員は他の2社にも、拠点の人員規模などの情報を入札の前に提供したことが確認されている。
日本年金機構は、宙に浮いた年金問題など、
相次ぐ不祥事を受けて廃止された社会保険庁の後継組織として今年1月に発足した特殊法人。
ソース 朝日新聞 2010年10月14日20時58分
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