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新潟県十日町市の山奥にある、高齢者が過半数を占める限界集落・小屋丸の生活を記録した
ドキュメンタリー映画を、フランスの現代美術作家として知られる
ジャン・ミッシェル・アルベローラ監督（５７）が制作した。
同市などで３年に１度開かれる「大地の芸術祭」に参加して集落を知り、
「高齢化で失われていく人々の営みを記録に残したい」と思ったのがきっかけだ。
映画はモノクロで、今秋完成した「小屋丸 夏と秋」と昨夏完成の「小屋丸 冬と春」の
２本（計約３時間）で１作品となっている。９月に同市内で開かれた上映会には
アルベローラ監督も出席。国内外で注目され、フランスなど欧州のテレビや映画祭で
近く紹介される。
アルベローラ監督は２００３年の「大地の芸術祭」で同集落で作品制作を行い、
その際に出会った人々の暮らしぶりに引きつけられて映画作りを思い立った。
０７年から度々集落を訪れ、住民の暮らしぶりをインタビューを交えて撮影した。
同集落には、コメ農家を中心に一時は１３０人近くが住んでいたが、コメの減反政策による
離農や都市部への若者流出などで、現在の住民は４世帯１３人のみ。外国から移住した
１家族を除けば、ほぼ全員が６５歳以上だ。
*+*+ YOMIURI ONLINE 2010/10/09[09:59:52] +*+*
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