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中国の温家宝首相は6日、ベルギーのブリュッセルで開かれた第6回中国・欧州商工サミットに出席し、
レアアース(希土類)の問題に触れ、かつては中国のレアアース資源を安く大量に買いあさった国もあると指摘した。
温首相は、自分自身も長く、レアアースの問題に携わってきたとして「この問題については、私にも発言の資格がある」と説明した。
温首相によると、中国では1980-90年代、レアアースの管理が欠如しており、精錬技術もなかった。
「管理面で最も混乱していた時期」だったという。そのため、「一部の国は中国から大量のレアアースを安い価格で購入し、
現在でも備蓄がある」と説明。中国は体制や環境が整っていなかった時期に、レアアースの問題では、
「外国に、してやられた」との考えをにじませた。
温首相は、中国はレアアースにかんして「管理や規制はするが、“封鎖”はしない」、「駆け引きの材料につかうことはしない」などと述べた。
◆解説◆
尖閣諸島を巡る「事件発生」で、中国が日本に対してレアアースの実質的な「禁輸」を行ったことは、欧米先進国などに衝撃を与え、
中国への不信感を増幅することになった。温首相がEUとの会議で「レアアース問題」に触れた、かなり詳しく説明したこと自体が、
中国が同問題では「失点」したと認識し、あせっていることを示すと考えられる。(編集担当:如月隼人)
サーチナ 10月7日(木)13時38分配信 レアアース問題で、中国は「してやられた」=温家宝首相
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