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・6月に地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の試料容器から、地球外物質の
可能性がある微粒子数十個が見つかったことが、5日わかった。
宇宙航空研究開発機構が電子顕微鏡で調べたところ、大きさ0・001ミリ・メートル
前後の粒子の中に、これまでに容器内から見つかっている地球のちりやアルミ粉
などとは、成分の特徴が異なるものがあったという。
はやぶさは小惑星イトカワに着陸した際、試料採取装置がうまく作動しなかった。
これまで0・01ミリ・メートル程度まで見える光学顕微鏡で分析してきたが、
試料容器内に地球外物質とみられるものは発見できなかった。そこで、特殊な
ヘラを使って微粒子を集め、電子顕微鏡で粒子の形状と成分などを確かめる
作業を続けていた。
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