10/10/05 17:44:59 0
リストラの一環で社員の強制解雇も検討されている日本航空(JAL)だが、会社に残れたとしても待っているのは給与の大幅カットだ。
来年1月に導入予定の新賃金では、パイロットが2009年度比30%減、客室乗務員(キャビンアテンダント=CA)も25%減となる。
地上職にいたっては20%カットの平均年収500万円となり、国内の大手航空会社のなかで「最安値」となる。
日航は今年2月に上場廃止となり、2010年3月期の有価証券報告書は開示していないが、
09年度の平均年収はパイロットが約1700万円、客室乗務員が約560万円、地上職が約620万円だったとみられる。
それが来年1月に導入予定の新賃金では、パイロットが30%カットの1200万円、
客室乗務員は25%カットの420万円、地上職も20%カットの500万円となる見通しだ。
新賃金を他社の09年度の実績と比べると、パイロットは全日本空輸(ANA)より800万円近く低い。
「全日空とは待遇面でも格差があり、全日空のパイロットはタクシーでの送迎があるが、日航は早朝・深夜を除いて
原則廃止されている」(関係者)といい、今後は賃金面でも格差が広がることになる。
スカイマークのパイロットは約804万円と低いが、こちらは「契約パイロットが多いため低く抑えられている」(同)という。
一方、女性の花形職業として知られる客室乗務員。日航の420万円はスカイマーク(約364万円)より高いものの、
全日空の430万円を下回っている。
経営再建中の身とはいえ、低賃金は社員にとって相当痛手となっているようで、「昨冬からボーナスゼロが続いていて、
購入したマンションのローンが払えずに物件を手放し、両親の家に同居している社員も。また、新賃金では家族手当がなくなるため、
私立に通う子供を公立に転校させる社員もいます」(日航関係者)という。
大リストラが進行するなかでの給与の大幅カット。今後は転職するか、会社にしがみつくかの選択となりそうだ。(抜粋)
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
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