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・米倉弘昌日本経団連会長は4日、フジサンケイビジネスアイの取材に応じ、尖閣諸島での
中国漁船衝突事件を機に日中間の緊張が高まっていることについて、「大国であればあるほど
政治問題が大きい。大使にはそれなりの人選が大切だ。政治家でもいいのではないか」と語った。
--中国漁船衝突事件を機に日中間の緊張が高まっている
「中国は困っているのではないか。あまりに大きな問題になったので収拾したくてしようがないのでは。
野党は国会の争点にしたがっているようだが、国会では将来のことについて議論すべきだ。あまりに
内向きすぎるとまた中国を刺激することになる」
--経済界出身の丹羽駐中国大使の采配(さいはい)を懸念する声も聞く
「大国であればあるほど政治問題が大きい。大使にはそれなりの人選が必要だ。
外交官にそういう人がいないので経済界からということだったが、政治家でもいいのでは
ないか。政治問題は必ず将来も起こってくる。どんな形でもいいので、ハイレベルの
ルートで日中摩擦を未然に防ぐとか、起こっても素早く解決できる仕組みをつくって
もらいたい」
--場合によっては丹羽大使の早期更迭も必要だと?
「そこまでは言いませんが(笑)」
--レアアースの輸出規制問題は収拾に向かうのか
「中国はもう輸出規制をなくしたようだ。中国が輸出を減らすのは無理からぬこともあるが
生産活動に支障を来すのはよくない。日本の代替品開発とリサイクルはほとんど
でき上がっていて、在庫がなくなる前に対応できると聞いている」
--レアアースの例をみても日本経済は中国頼みだ
「世界的にも中国頼みが趨勢(すうせい)だ。だが中国商務省の統計をみると2009年の
対中直接投資額は世界全体で900億ドル。日本は40億ドルに過ぎず、そう集中は
していない。もう少し投資してもいいのではないか」
--中国との関係改善に向けて経団連がやれることはあるか
「われわれは粛々とやるべきことをやる。政冷経熱といわれてきたが日中は相互依存
関係にあり、温家宝首相が言われている戦略的互恵関係を大事に経熱を継続したい」(抜粋)
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