10/10/03 23:26:50 0
まずは、野村総合研究所の調査から算出した未婚男性の年収分布図を見ていただきたい。
20~49歳までの未婚者のうち、年収400万円未満の男性は83.9%。女性たちが理想とする500万~700万円の層でも
やっと4.9%。うち30代はわずか2%である。高年収男性がさっさと結婚しているという現実以前に、若い男性の年収が
一人の稼ぎで中流家庭を支えられないほど下がっているのだ。
にもかかわらず、婚活は「独身女性によるわずかな高年収男性の争奪戦」という局面を迎えている。
『「婚活」現象の社会学』(山田昌弘編著)という本にも書いたが、今、私と中央大学・山田昌弘教授が提唱した
「婚活」とはほぼ逆の現象が起きている。私たちが提唱したのは結婚に対して次の2点の意識変換であった。
(1) 自分から動かないと結婚するのは難しい時代である。
(2) 夫が主に家計を受け持つ「昭和結婚」ではなく、夫婦合算年収の「男女共同参画型夫婦」を目指さないと結婚は難しい。
結果として、(1)の意識変換は起こり、特に女性たちが積極的に婚活に取り組んだ。
しかし、(2)の意識変換は起こらず、金融危機後の不況による就職活動への絶望とも相まって、
若い世代ほど「専業主婦願望」が高まる結果となっている。
しかし、それを受け入れてくれる男性は少ない。先輩夫婦を見て、「妻の働きが家計のレベルを決める」と悟った男性たちは
「結婚後も共働きをしてほしい」とはっきりと希望するようになった。
つまり、どんなにハウツーを駆使しても、「婚活の限界」はすでに見えている。養ってほしいという女性の数に対し、
養える、養う気のある男性の数が圧倒的に不足しているのだ。結婚が増えるには、女性たち自身が
「働く覚悟」と「働ける環境」を手にいれるしかないのだ。
何にせよ、希少な年収1000万円以上の独身男性たちは引く手あまたの選び放題。
しかし逆に、「モテるがゆえに結婚が遠のく」という状況があるのだ。
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