10/10/03 09:00:21 0 BE:548674728-PLT(12556)
うつ病患者を対象に「生活費を確保しよう」などと触れ込み、障害年金の取得を促すマニュアルが
有料で出回っている。年金申請には障害認定が必要で、診断書に症状を重く書いてもらうように
「医師を誘導してください」などと指南する内容だ。厚生労働省は「テクニックで
年金取得を目指すのは年金制度の趣旨にそぐわない」と問題視している。
マニュアルはインターネット上に5種類ほど流通しているとみられる。3千~2万円程度で
販売されており、購入手続きを取るとダウンロードできるようになっている。
うつ病患者向けに、障害年金2級を取得すれば「年額で約200万円が7年間にわたって支給される」
などと説く内容が多い。あるマニュアルは「患者主導」で診断書を書いてもらう必要性を強調。
障害2級の認定基準に合わせた表現で病歴資料を作り、医師に受け取らせることを勧める。
「家族全員で診察室を訪れ、プレッシャーを与えてしまいましょう」とも書いている。
厚労省によると、うつ病や躁鬱(そううつ)病などの気分障害を抱える患者数は、
1996年の43万3千人から2008年には104万1千人に増加した。出回っている
マニュアルは、うつ病などを抱え、将来の生活に不安を感じている人をターゲットに
しているとみられる。
マニュアルを調査した同省年金局の担当者は「テクニックで年金受給の可否が決まることはない。
マニュアルを信じる前に正確な診断を受けてほしい」と話す。日本年金機構は
「マニュアルの存在は把握している。その通りに医師を誘導しようとしても、
医師が影響されるとは思えない」と話している。
*+*+ asahi.com 2010/10/03[09:00:20] +*+*
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