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★尖閣衝突:首相、船長釈放「早く」…対中国、いら立つ官邸
沖縄県・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で逮捕・送検された中国人船長が処分保留のまま
釈放されて1週間。30日に建設会社「フジタ」の社員ら4人のうち3人が釈放されるなど、中国
側は軟化の動きを見せ始めたが、「対中弱腰外交」「検察への政治介入」批判に菅政権は揺れ
ている。
◆パイプ細く、情報入らず
「早く釈放できないのか」。国連総会出席のため22日にニューヨークに出発するのを前に菅直人
首相は首相官邸スタッフに語った。民主党政権は中国指導部とのパイプが細く、情報が十分に
入ってこない。中国側が威圧的な対抗措置を次々と打ち出し、日中の緊張が高まるなか、首相は
「何でもたついているんだ」「もっと機敏に対応できないのか」といった態度をあらわにし、「いらいら
して『イラ菅』の状態だった」(官邸筋)という。
首相は船長釈放について政治介入を全面否定するが、実は解決を促すような発言をしていたのだ。
船長釈放を決めた24日の検察首脳による会議がセットされたのは22日午前。首相が同日午後に
ニューヨークに出発する前に、同会議開催を知っていたのは間違いない。
首相不在の首相官邸で「釈放」の調整に当たったのは仙谷由人官房長官だった。同じころ、
ニューヨークでは前原誠司外相が環境整備に動いた。強固な日米同盟を演出し、中国に
プレッシャーをかけた。仙谷氏は民主党が野党時代、台湾・民進党とのパイプを築いた「台湾派」
で知られ、中国人船長の逮捕後も「中国とはいずれこうした問題に直面する。日本は危機感が
乏しいから、今回はいいテストケースだ」として「国内法に基づき粛々と対応」路線をとっていた。
しかし、中国が強硬姿勢をエスカレートさせ、姿勢を転換。釈放決定当日の24日も柳田稔法相と
2回にわたり協議したが、記者会見では「全くの別件」とけむに巻いた。 (>>2に続く)
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