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マキアヴェッリ
一国の国力を測る方法の一つは、その国と近隣諸国の間に、どのような関係が
成り立っているかを見ることである。
もしも、近隣の諸国が、友好関係を保ちたいがために貢納してくるようならば、
その国は強国と言えよう。
反対に、弱体であるはずの近隣諸国であるのに、それらの国々に対し金銭をもって
援助する関係である場合、その国家の国力は弱いと思うしかない。
(中略)
この原因は、一つに、自国の民の武装を怠り、他国民の傭兵に頼ったことにある。
このように近視眼的な国策は、ひとまずの現状打開には役立っても、終局的には
国家の命取りにつながらざるをえないのである。(「政略論」)
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《弱体な共和国にあらわれる最も悪い傾向は、なにごとにつけても優柔不断であるということ
である。ゆえに、この種の国家の打ち出す政策は、なにかの圧力に屈したあげく、やむをえず
為されたものになる。(中略)この「弱さ」が、強大な外圧によって吹きとばされでもしないかぎり、
この種の国家は、あいも変わらず優柔不断をつづけていくことになろう》(「政略論」)
《自らの安全を自らの力によって守る意志をもたない場合、いかなる国家といえども、独立と平和を
期待することはできない》(「君主論」)
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結局、マキャベリの洞察は正しかったんだよ。日本がここまで情けない国に成り果てたのは、
米軍という傭兵に頼りすぎたことにある。
反米同盟会
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