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日本がカザフスタンとの関係強化を急ぐのは、ウランやレアアース(希土類)など豊富な鉱物資源を有する
カザフとのパイプを太くして日本のエネルギー安全保障を強める狙いがある。
経済産業省が29日に開いた「日本カザフスタン経済官民合同協議会」では原発関連以外にも、
自動車の現地生産の開始など複数の合意文書を締結。
カザフでのレアアース開発の加速でも両国は合意した。
同協議会の開催は2009年10月の会合に続き2回目。両国は原発関連の予備的な事業化調査のほかに、
いすゞ自動車と伊藤忠商事がカザフのディーラーと組んだ自動車のノックダウン生産の開始、
豊田通商が参加するカザフでの肥料生産とガスタービン発電に関する事業化調査など、
合計で9つの合意文書に調印した。鉄道、道路などカザフでのインフラ整備を日本が官民で支援することも確認した。
資源関連では日本がすでに権益を有するウランに加えて、
「レアアースやレアメタルでも日本との関係を強化しようと話した」(大畠章宏経済産業相)。
政府は中国によるレアアースの輸出制限なども念頭に、カザフとの中長期的に調達先の多様化を進める。
ソース 日本経済新聞
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