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・安城市小堤町の私立安城学園高校で25日に開かれた学園祭で、普天間問題を考える
シンポジウムがあった。沖縄県立普天間高校3年の岡本かなさん(18)と、元外務省主任
分析官の佐藤優さん(50)の話を聞き、生徒たちは自分の力で考えることの大切さを学んだ。
鳩山政権が「最低でも県外移設」と約束しながら、結局辺野古への移設で日米合意した。
岡本さんは今年4月、県内移設に反対する9万人の県民集会で「フェンスで囲まれているのは
基地なの?私たちなの?」と訴えた。
安城学園の3年生で生徒会長の鶴見理絵さん(18)たちは今夏、全国高校総体の応援で
沖縄を訪れた際、普天間飛行場などを見学し、普天間高校を訪ね、岡本さんに学園祭参加を
依頼したという。
シンポジウムで、岡本さんは軍用機の騒音で授業が中断される日常を、写真や動画も
交えて説明。「叫びたくなるほどうるさいのに、感覚がまひしてきた。でも当たり前にしては
いけない。一人一人が考えて行動すれば、きっと何か変わると期待しています。みなさんも
安城の高校生の立場で、基地問題を考えてほしい」と呼びかけた。
佐藤さんは、沖縄出身の母が大戦末期に九死に一生を得た経験を紹介した。生徒たちに
「結論を急がず、よく考えることが大事」と強調。「普天間飛行場の県外移設ができないのは、
外務省や防衛省の官僚が面倒くさがっているから。官僚をきちんと動かせる政治家を
選ぶことが必要だ」と話した。
シンポジウムを終えた鶴見さんは、「かなさんと出会い、『おかしいことはおかしい』と
言う大切さを知りました。みんなにも、普天間を同じ日本の問題として知ってもらい、
考えてもらうきっかけになった」と振り返った。(抜粋)
URLリンク(mytown.asahi.com)
※画像:
・安城学園高校の鶴見理絵さん(左)から、普天間高校の岡本かなさんへ、寄せ書きが贈られた
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・「私たちも勉強、スポーツ、恋愛をしている。違うのは基地があること」と語る岡本さん(右)
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