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>>1の続き
それでも活動家を逮捕しなかったことに批判が噴出した。
鳩山由紀夫民主党代表(当時)は「事なかれ主義、及び腰だと言わざるを得ない」と発言している。
そもそも中国漁船衝突事件で自民党は船長を逮捕した政府の対応を静観する構えだった。
谷垣氏も16日の記者会見で「政府は毅然(きぜん)とした対応を取らなければならない」と注文をつけた。
小泉政権の対応を踏襲すべきだとする考えとは明らかに矛盾する。
今回の政府の対応でもっとも問題なのは、「弱腰外交」との批判を恐れ、外交問題を検察に責任転嫁したことだ。
自民党の石原伸晃幹事長は26日のNHK番組でこの点をただしたが、
民主党の岡田克也幹事長に「谷垣さんは違うことを言っている」とあっさり切り返されてしまった。
谷垣氏もさすがにまずいと思ったのか、26日の東京・有楽町の街頭演説では
「隠れた指揮権の発動があったのではないか。その責任を取らずに検察に転嫁する政治はおかしい」と軌道修正した。
だが、それならばまず前言を撤回し、わびるべきではないか。
自民党が下野したのは外交も内政も事なかれ主義に徹し、毅然とした政治姿勢を示さなかったからだ。
それを「非」として改めず、曖昧模糊(あいまいもこ)とした「谷垣語」と決別しない限り、
谷垣氏も自民党も政界のうねりに埋没し、浮き上がることはない。(今堀守通)
産經新聞 URLリンク(sankei.jp.msn.com)