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南米チリの鉱山で起きた落盤事故で、地下７００メートルに閉じ込められている
作業員３３人を救出するためのカプセルが完成し、２５日、現場で救出を待つ家族や
報道機関に公開されました。
完成したカプセルは、現在掘削作業が進められている救出用の穴を使って作業員を
地上に引き上げるためのもので、運用試験を前にチリ政府が公開しました。カプセルは
高さ２メートル５０センチ、直径５４センチの鋼鉄製で、作業員全員の救出を願い、
伝説の不死鳥にちなんで「フェニックス」と名付けられました。内部には、酸素ボンベや
地上との通信装置が搭載され、防護用のプロテクターを装着した作業員が１人ずつ
乗り込みます。現場では、救出を待つ家族らがカプセルに入り、実際の乗り心地を
体験していました。カプセルを引き上げるのにかかる時間は１回当たり１５分から２０分で、
カプセルを地下に降ろす時間も入れると、３３人全員を救出するには少なくとも
まる１日かかる見込みです。一方、救出用の穴の掘削作業について、チリのゴルボルネ鉱業相は
この日の記者会見で、石油採掘に使われる大型の装置を使ったプランＣと呼ばれる
計画が、深さ６２メートルに達するなど順調に進んでいるとして、救出の時期は
１１月初旬になるとの見通しをあらためて示しました。
*+*+ NHKニュース 2010/09/26[07:29:36] +*+*
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