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>>299
小沢一郎さんのこと 西村眞悟
最後の会話は、数年ぶりに交わされた。会食時に小沢さんと隣の席に坐ったとき、嫌そうにしていた小沢さんが、まず私に問いかけた。
「尖閣諸島にはどうやって行くのかね」
「石垣や宮古から船では八時間、ヘリでは一時間で尖閣諸島魚釣島に着きます。興味がありますか。
どうですか、今度一緒に行きませんか」
「いや、僕は行かない。国際紛争が有る限り僕は行かない」
「えぇ!国際紛争はありませんよ。あそこは、国内ですよ。僕は国内に行ってきたんですよ」
「いや、国際紛争はある。その証拠に中国は領有権を主張しているじゃないか。
これは国際紛争である証拠だ。僕は、この国際紛争がなくなれば行く。それまでは、君のレベルで行きたまえ」
以上、マンガのような話。
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