10/09/26 04:42:18 dnuYoxo00
沖縄タイムス 9月22日
罪への態度で世界から信頼 西明雄=56歳
戦後65年経ても、皇国史観の亡霊に取りつかれているような主張をなされる方が散見される。
天皇陛下のために命をささげることが、崇高な生きざまだと洗脳した皇民化教育は、それほど
凄まじかったことの証左か。
日本と同じ敗戦国のドイツが、周辺国のみならず世界から信頼され評価されるのは、先の大戦で
ドイツが犯した罪に対する真摯な態度にある。被害を受けた国々の国民に対し、国家の名の下
公式に謝罪し、個人補償をし続け、過去の歴史を被害国と共有するための教科書を作り、過去の
過ちを否定する者に対しては厳罰に処する法律まで整備している。
それに比べ、これまでの自民党政治の不誠実さは恥ずべきものであった。過去の過ちを
歪曲する妄言を吐いたり、歴史教科書を改ざん、隠ぺいすることに躍起になってきたのである。
その結果が、歴史に無知な若者の増加や社会の右傾化である。こんなありさまでは、他国民から
信頼を得ることなど永久にあり得ない。
(うるま市、会社員)