10/09/24 21:49:51 0
>>1の続き
一方、船長を逮捕した海上保安庁。那覇地検の決定は「寝耳に水」だった。
「類似事案への対処で現場に迷いが出かねない」との不満も漏れたが、
「不自然な決定をせざるを得なかった検察はつらいだろう」との声もあり、庁内は複雑な空気に包まれた。
逮捕を決めた7日は、海保や外務、法務など関係省庁の非公式会議が2度開かれた。
だが、事実上の捜査終結が決定された24日は会議が招集されず、
海保に決定の連絡があったのは午後2時過ぎだったという。
庁内では、職員が異例の決定を流すテレビを見て憤り、「圧力に屈した」「公務員、辞めたくなった」との声も出た。
ある幹部は「検察主導で公務執行妨害で立件したのに。あしき前例を作った」とつぶやいた。
しかし、検察として日中関係まで考慮したなどとする地検の判断を聞くと徐々に冷静に。
「海保の対処の適正さは証明されている。日中関係も考慮したとあえて発言し、検察が責任を負った形にしたのだろう」と
おもんばかったが、最後は「残念な結果だ」と脱力した表情で語った。
◇苦情電話も殺到
海保には「なぜ処分せずに釈放したんだ」と苦情の電話も殺到。
午後7時までに60件前後に上り、「役所に文句の電話をかけたことはなかったが、今回ばかりは許容できない」
「気持ちが収まらない」と断ってから不満をぶつける人もいた。
だが、処分権限が地検にあることを説明すると多くの人は納得し、
「今後もきちんと取り締まってほしい」と激励に代わったという。
馬淵澄夫国土交通相は午後5時半過ぎ、国交省内で会見。
「粛々と法にのっとった対応なのか」と問われると、
「外交、あるいは検察当局の立場で判断されたもの。今回の判断について特段の思いはない」と述べた。
※は「簷」の竹カンムリを取る
終わり