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郵便不正事件:正義見失ったらつ腕 特捜検事逮捕
らつ腕検事はどこで正義を見失ったのか--。証拠品のフロッピーディスク
(FD)のデータを改ざんしたとして大阪地検特捜部検事の前田恒彦容疑者
(43)が、証拠隠滅の疑いで最高検に逮捕された。特捜部内で「10年に
1人の逸材」「将来の特捜部長」と期待されたエース。最高検の取り調べに
何を語るのか。【日野行介、久保聡、古屋敷尚子】
前田検事は東京、大阪の両地検特捜部を歴任した生粋の「特捜検事」。
検察庁内では「優秀で、説明がうまい」と評価が高い一方、「功名心が
強く、無理な捜査をする」との批判もあった。
大阪地検のある幹部は「取り調べでは、容疑者の気持ちになって本音を
引き出すことがうまい、一級の『割り屋』だった」と話す。別の地検幹部も
「将来の大阪地検特捜部長。前田に任せておいたら大丈夫という安心感が
ある」と評価していた。ただ“暴走”を懸念する声もあり、「自信家で自分
がこうと思ったら、こだわり過ぎる面がある」とも言われていた。
前田検事は大阪地検特捜部に在籍していた05年、西村真悟・衆院議員
(当時)の弁護士法違反事件を手がけた。前田検事に絶大な信頼を寄せる
地検上層部から「捜査しろ」との“特命”を受け、特捜部の直属の上司に
すら秘密にして内偵捜査を進めた。当時の同僚検事は「彼は功名心が強い。
部内の同僚は冷たい目で見ていた」と吐き捨てるように言った。
郵便不正・偽証明書事件の捜査を指揮した前大阪地検特捜部長の大坪弘道・
現京都地検次席検事は21日、毎日新聞の電話取材に「もう、そっとしとい
てもらえないか」とだけ語り、詳しい説明を拒んだ。無罪判決(今月10日)
以降、毎日新聞は大坪次席検事に取材したが、「答える立場にない」
と回答しなかった。