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厚生労働省の偽の証明書発行事件をめぐり、大阪地検特捜部の主任検事が証拠の
フロッピーディスク(FD)を改ざんした疑いが明らかになった。「遊んでいるうちに
書き換えてしまった」という検事の弁解に、弁護人は「ありえない」と不信感を募らす。
検事はなぜ有罪無罪を左右しかねない行為をしたのか。
検察捜査への信頼を揺るがす証拠の書き換えを行ったのは、今回の捜査を現場で指揮した
主任検事(43)だった。厚生労働省元係長の上村(かみむら)勉被告(41)=
虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=のフロッピーディスク(FD)をいじった
理由について地検の聴取に、上村被告がデータ改ざんをしていないか
確認するためだったと説明している。
しかし、上村被告の弁護人は20日、朝日新聞の取材に、「改ざんの有無を調べるのであれば、
専門機関に鑑定を出すはずで、検察官個人が調べるなどあり得ない」と指摘する。
さらに、正確なデータが書かれた特捜部の捜査報告書が公判で証拠採用されていなければ、
同省元局長の村木厚子氏(54)=一審無罪=が「冤罪になった可能性が高い」と述べた。
上村被告も弁護人を通じ「検察に対して恐怖心を覚える。こんなことが当たり前になると、
誰でも逮捕されてしまうのではないでしょうか」とコメントした。
*+*+ asahi.com 2010/09/21[06:45:45] +*+*
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