10/09/20 05:03:40 +vniUxW90
まとめてみると、
交通事故で死んだ場合に賠償してもらえるお金としては、
大きく分けて、1誰でも一律の慰謝料の部分と、
2死んだ人が得られたであろう稼ぎの部分とがあり、
この記事で問題とされているのは、2の部分に関してである。
2の部分に関して、これまでは、
若い人は将来稼ぐ可能性があるわけだから、
たとえ死亡時に無職であっても、平均賃金分くらいはもらえると考えよう、
という裁判官が多かった。
今回の論文は、そうはいっても、非正規労働者は、
将来において平均賃金分も稼げる可能性すらないのだから、
平均賃金分もらえるというの理屈が通らないのではないか、
と主張するところに目新しさがある。
ところが、この記事は、細かい分析を放棄して、
「命の値段」とレッテルを貼って、感情に訴えようとしている。
求められるのは、1と2を区別をした上での議論だ。