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福井市の中心部に「オハヨー」と話すカラスが出没し、ひそかに街の人気者となっている。
生ゴミをあさったり、人を襲ったりして都会では厄介者扱いされるカラスだが、
ここでは「朝から癒やされる」という声もあり、汚名を返上している。
県庁や県警本部がある福井城跡の石垣や福井市役所隣の公園など、JR福井駅前の一帯に
数年前から現れた。甲高い声で何度も「オハヨー」と繰り返すのが特徴で、思わず足を止めて
声の主を探す通行人も。昼や夕方でも「オハヨー」と言うのはご愛嬌(あいきょう)。
個体の見分けがつかないため、複数のカラスがしゃべっていることも考えられるという。
夕方になると南西にある山の方向へ帰っていく。
県警総務課広報係長の海原恵子さん(39)は「初めて聞いた時は耳を疑った。今では朝出合うと
『今日も頑張ろう』という気持ちになり、癒やされる。県警ではすっかり人気者です」。
近くの福井中央郵便局の女性職員(51)は「九官鳥かと思ったが、カラスなので驚いた。
午前中の静かな時間に鳴いていることが多く、局内でも話題です」という。
動物の生態に詳しい県自然保護センター企画主査の水谷瑞希さんによると、種類は
ハシボソガラスかハシブトガラスのいずれかとみられ、「カラスは人間の声帯にあたる
鳴管(めいかん)が発達していて、複雑な発声をする。学習能力が高く、何かのきっかけで
人間の声を覚えた可能性が高い」と分析する。
*+*+ 福井新聞 2010/09/19[20:04:35] +*+*
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