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「妊娠したので結婚します」 いわゆる「できちゃった結婚」通称「でき婚」だ。
最近は四人に一人が「でき婚」との説もあり、すっかり市民権を得た言葉だが、
ブライダル業界では「エンジェル婚」「授かり婚」などの呼び名を使っている。
『ゼクシィ』(リクルート)では、二〇〇〇年以降「Wハッピー婚」の名称を使用。
「『できちゃった』という言葉には、ネガティブな印象がある。
でもここ十年、後ろめたさを感じる人は少なくなっているんです」(ゼクシィ首都圏版 伊藤綾編集長)
その変化は、結婚式に対する意識にも現れている。
「以前は周囲の目を気にして親族だけで、という方も多かったのですが、今は非常にオープン。
妊娠と結婚を同時に祝福してもらおうというスタンスです」
(ウェディングプロデュース会社「ラディーブ」管理部長・小島大祐氏)
妊娠・出産情報誌『たまごクラブ』(ベネッセコーポレーション)でも「妊娠中の写真投稿ページがあるのですが、
六割が結婚式の写真」(中西和代編集長)とか。
ブライダル業界としては、「挙式件数が減る中、新たなニーズを取り込む狙いもある」(前出・小島氏)と、
お腹周りに工夫を施したドレスなど、「でき婚」対応のプランを準備している。
また「結婚時はつわりがひどく、親族の顔見せ程度が限界。
四年後に子どもと三人で式を挙げました」(29歳女性)など、出産後に子どもを連れて挙式する
「子連れ婚」も増加。そのニーズに応え、ワタベウェディングでは、今月からママとお揃いの子ども用ドレスの販売を開始。
こうなると一層「でき婚」への心理的ハードルは下がるが、一方で「でき婚は離婚率が高い」との指摘も。
「特に二十代前半で責任を取って結婚しただけのカップルは、二〜三年以内で破局しやすい。
この時期の子育ては非常にハード。責任感に加えて愛や思いやりを伴わなくてはうまくいきません。
それを過ぎた後に『子連れ婚』を挙げられるなら、最初の危機は脱したと言えるでしょう」(夫婦問題研究家の岡野あつこさん)
「できちゃった」なのか「おめでた」なのかは、二人次第?
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