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ＯＢが役員の財団と随意契約
NHKニュース 9月17日 5時51分
東京都が、観光地などを紹介するホームページの作成や管理を８年間にわたって
都のＯＢが役員を務める財団に随意契約で発注し、業者の競争が行われて
いなかった実態が明らかになりました。
東京都の関係者によりますと、都の産業労働局は、都内の観光地を８つの言語で
紹介するホームページの作成や管理を８年間にわたって都のＯＢなどが役員を
務める外郭団体「東京観光財団」に随意契約で発注していました。
この間、入札は行わず、複数の業者から見積もりも取っていなかったということで
委託料は、昨年度までの５年間だけで３億円余りに上るということです。
財団と随意契約を続けた理由について東京都は「ホームページの内容が偏らな
いよう信頼できる外郭団体と契約を続けた。ほかの業者には任せることのできない
業務だった」と説明しています。
これについて実態を調査した都議会最大会派の民主党は「業者を競争させて
発注すべき業務だ」として改善を求めることにしています。
民主党の伊藤悠都議会議員は「見積もり合わせも入札も１回も行われておらず、
おそらく適正な価格とはいえない。契約を厳しく行うよう求めたい」と話してい
ます。
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