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朝日新聞 尖閣沖衝突の中国漁船 船体に赤さび、操縦室には日本食
【晋江(中国福建省)=奥寺淳】尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船と衝突した
中国のトロール漁船「ビン(門がまえに虫)晋漁5179」が15日朝、
漁業監視船に守られながら福建省晋江の母港に帰国した。接岸した同船の中に
入った。
木の甲板は黒ずみ、船体の鉄板は所々赤さびが目に付く。接岸後に船に
乗り込んだ漁師は「建造から5、6年しかたっていない」というが、相当
年代物に見える。
操縦室は船の中央部にある船室の2階にあった。室内や操縦台、いすは木製で、
多数の配線がむき出しになっている。日本側から差し入れされたのか、飲みかけ
のオレンジジュースや食パンなど日本の食品が置かれたままになっていた。
船室の1、2階には、船員が横になれる畳1枚ほどの小部屋が計15室あった。
地元の漁師によると、この港には約500隻の同型船があるといい、
「大半が年に何回も釣魚島(尖閣諸島)近海へ行く」(37歳の漁師)という。
カワハギなどの魚が増え始める8月ごろから出漁する船が増え、50代の漁師は
「常に100隻以上が釣魚島近海で漁をしている」。今回の事件後も、
これから尖閣沖へ行くという船もあった。
■船首右側に経緯不明の穴
URLリンク(www.asahicom.jp)
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尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船に衝突し、15日朝に中国福建省晋江の
母港に戻ったトロール漁船「ビン(門がまえに虫)晋漁5179」は、船首部分に
2カ所の穴が開いていた。地元漁師は「衝突でできた」と主張したが、
海上保安庁は「漁船の穴は、石垣港での検証では確認されておらず、巡視船と
衝突した際にできたものではない」として事件との関連を否定している。
拿捕(だほ)された漁船が石垣港に到着した際には穴がなかったことは、
当時の写真からも確認できる。経緯は不明だが、石垣港出発後、帰国までの間に
できたと見られる。
同庁は事件当初から、「漁船の左舷側が巡視船に接触した」と発表していた。
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