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口蹄疫「宮崎県の対応は不十分」検証委報告書
口蹄疫問題を巡る国や宮崎県の対応を検証してきた「口蹄疫対策検証委員会」は
15日、「県の対応は予防や初動対応を含めて不十分」とする中間報告をまとめた。
検証委は農林水産省が8月、外部の有識者を委員として設置。これまで委員が
国や県の担当者らから聞き取り調査を進めていた。
報告書では、県が畜産農家の所在地や飼育状況などの情報を事前に集めて
いなかったことが、初動対応の遅れの要因の一つと指摘。県から国への連絡も
「非常に遅い」と批判したほか、国と県の連携が不足したため早期の殺処分が
できなかった点を挙げ、その結果、「感染が拡大した」と結論づけた。
国については、最初の発生確認から約1か月後に実施したワクチン接種に
触れ、「(タイミングが)遅かった」と指摘した。
(2010年9月15日19時14分 読売新聞)
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