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その行く末を、政治アナリストの伊藤惇夫氏は「『挙党一致』と菅氏はいうが、あり得ない。消費税の
問題にしろ、政治主導の面にしろ、菅氏と小沢氏の主張は違いすぎるし、関係修復は難しい」と分析する。
つまり両者間の遺恨は消し去りがたく、敗れた側が人事で冷遇されるのは必然。とりわけ小沢氏が当選なら、
『スポーツ大臣』もあり得たのではないかという勢いだった谷氏は微妙な立場だ。「両立」を掲げた柔道も、
世界選手権でみためざましい若手の台頭で、居場所は現状ないに等しい。
そして、小沢氏の勝利だったら、リアルに大臣の可能性があった“地上最強ガールズ”田中真紀子衆院議員(66)も
「現職の首相を倒すのは大変なこと。小沢さんだからあそこまでいけた。いい選挙だったんじゃないですか」と静かに
まとめるしかなかった。
それでも、名前や選挙地盤のあるガールズはまだいい。実際には選挙に弱い議員が多く、次の選挙では「勝てる候補」
という旗印のもと、公認剥奪もささやかれる。野党が騒ぐ「衆院解散」となったとき、小沢ガールズも解散の危機を迎える。
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