10/09/16 01:40:35 zghwyN340
>>606 >単純に、萌えってのは「都合の良い幻想」ではなく、オタにとって「善美なるもの」以上の意味はないよ。
>根本的に「かわいい女の子だなあ、ドキドキするなあ」以上の意味はねえw
それは逆ではないか。
>オタにとって「善美なるもの」以上の意味
>根本的に「かわいい女の子だなあ、ドキドキするなあ」
これらを実現するために、生物学的にも解剖学的にも無理でありそうな「萌え少女」が
村上作品以前の基になってる漫画作品などに既に登場してる訳。
つまり
>オタにとって「善美なるもの」以上の意味
>根本的に「かわいい女の子だなあ、ドキドキするなあ」
ここらを成立させてる認識を、普遍的に表すなら
「自らの嗜好を最優先させて(自分の都合よく)現出させた形態」と言えるわけだ。
どちら方向にデフォルメするかという事については、各方向がある訳で
人物像として醜い方向にそれが表出されている作品などが存在するように、
村上作品は存在すると考えればよいのではかなろうか。
例えばフランシス・ベーコンの絵画を見て、そこに描かれている醜く歪められた人物肖像に対して
一応美術が分かってる人なら、真剣に怒り出す人は少ないだろう。
それよりもそこに現代人の不安などが表されてると感じて何らかの感銘を受けるはずだ。
ヲタフィギュアを何らかの過程を経て表出した作品が、見る者を不安にさせて何か都合悪いか?
「萌え」が「物語」を食い破ってしまい、従来ならこれは破綻した作品だと捉えられるような漫画作品を前にして
とまどっている者は、萌え発生の地である日本にも存在するというのに。
少しでもその存在に違和感を唱えられると悪く言われてるのだと思う、その思考自体がよく分からないのだが。