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【北京=坂尻信義】日中の全面戦争につながる満州事変のきっかけとなった柳条湖事件の発生から79年を迎える今月18日、
北京で大規模な反日デモが発生する可能性が浮上し、公安当局が異例の警戒態勢を敷く準備を進めていることがわかった。
東シナ海の尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船と中国の漁船が衝突し、船長が逮捕された事件後、
中国では対日感情が悪化していることから、日本大使館も情報収集を急いでいる。
北京の公安関係者らによると、反日デモは18日午前、
日本大使館に近い日壇公園をはじめとする北京市内の数カ所が集合場所として設定され、
いずれも日本大使館を目的地に行進することが予定されている。尖閣諸島の領有を主張し、
2005年春の大規模な反日デモへの関与も一部で指摘されている民族主義団体・中国民間保釣連合会のホームページ上などで呼びかけられ、
大学や企業、政府機関などでは参加者を募る動きが広がっている。
公安関係者は「18日は土曜日だが、全員が出勤して終日、日本大使館や日本食レストランなどを重点的に警戒する」と話している。
デモ自体は容認する方向だが、予想される規模や広がりによっては別の対応を検討する可能性もあるという。
海上保安庁の巡視船と中国の漁船の衝突事件では、取り調べを受けていた中国人船員14人が13日に帰国したが、
逮捕された船長は引き続き取り調べを受けている。中国側は日本の丹羽宇一郎駐中国大使を5度にわたって呼び出し、釈放などを要求。
16、17両日に予定されていた日中両政府による東シナ海ガス田開発の条約締結交渉会合も一方的に延期を発表し、
李建国・全国人民代表大会常務副委員長は今週の訪日を取りやめた。
ネット上での過激な書き込みに象徴される反日感情が高まりを見せている中、日本に弱腰と受け取られかねない姿勢を見せれば、
批判の矛先が自らに向けられかねないという不安が、中国共産党・政府にはある。
一方、反日デモが統制不能になることへの懸念もあり、北京をはじめ各地での動きに警戒を強めている。
記事引用元:asahi.com(2010年9月15日3時1分配信)
URLリンク(www.asahi.com)
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