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★装備車狙われる?防犯装置「イモビライザー」専門窃盗団
専用キー以外ではエンジンをかけられない装置「イモビライザー」を解除する乗用車
の窃盗団が横行、被害が相次いでいる。特殊な機器が出回っており、警察も頭を悩ます。
専門家は「防犯装置はいずれは破られる。ユーザーは入念な対策が必要」と警告し
ている。
車の盗難件数が全国ワースト1位の愛知県の県警幹部は「イモビライザーを装備した
車のほうがむしろ、窃盗団に狙われている」と語る。名古屋市の中心を管轄する中署では、
イモビライザー装備車の盗難は2009年1-5月は1割弱だったが、今年は3割
以上に達した。
イモビライザーは、キーに埋め込んだ電子チップの認証コードとエンジンを制御する
コンピューターのコードが一致しないと始動しない装置。日本自動車工業会によると、
生産台数比の装備率は02年は6・6%だったが、08年は47・3%。今では新車の
大半に装備されている。09年の全国の車両盗難は2万5815件で、最悪だった03年
の半数以下に激減、イモビライザーが一定の効果をあげたとされる。
その一方で“イモビライザー車”専門の窃盗団も横行している。解除用の機器が出回
っているためだ。
愛知県警は7月、イモビライザーを解除する機器を販売目的で所持していたとして、
商標法違反容疑で北海道帯広市の男を逮捕した。解除機器は約10センチ四方で厚さは
数センチ足らず。男はこの機器をインターネットで中国から購入したというが、機器に
はトヨタ自動車の商標が付いていた。闇社会に流出したメーカー所有の“海賊版”だっ
たとみられる。
(続く)
■ソース(夕刊フジ)
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
※写真 愛知県警が押収した、イモビライザーを解除する機器
URLリンク(www.zakzak.co.jp)