10/09/09 19:27:50 0
コミュニケーション型のプラットフォーム、CGMプラットフォームに次いで、
動画共有サイトであるYouTubeとニコニコ動画について比較し、それぞれの特徴を明らかにする。
どちらも動画の配信と視聴が行え、動画コンテンツについてコメントや評価を付けることができるプラットフォームである。
今回調査対象とした29のプラットフォームの中で利用率1位となったのはYouTubeであり、ニコニコ動画も5位と比較的上位になった。
動画視聴というオンライン行動が広く普及していることを示しているといえる。
利用者のアカウント保有率をみるとニコニコ動画での保有率は約7割で、YouTubeの約3割に比べて高い。
ただし、YouTubeの利用者はニコニコ動画の倍以上なのでアカウント保有者で比較するとほぼ同数である。
YouTubeのアカウント保有率がニコニコ動画よりも低いのは、YouTubeはアカウント登録をしなくても視聴できるが、
ニコニコ動画では基本的に視聴だけでもアカウント登録が求められるためである(なお、ブログパーツとして
外部に貼られた動画などはニコニコ動画のアカウント非保有者でも視聴できる)。
アカウントを登録して評価やコメントするほどではないが、時々動画コンテンツを観るようなライト層はYouTubeに流れていると思われる。
また、「普段興味・関心のあるテーマ」についてそれぞれの利用者の関心項目をみるとYoutube利用者では
ソーシャルメディア利用者全体と比べて差異が少ない一方で、ニコニコ動画利用者では「ゲーム、アニメ、漫画」が
突出して高い点が特徴的である。
●YouTube、ニコニコ動画ともに若年層が高頻度に利用
性年代別属性についてみると、ニコニコ動画は10代男性が突出しておりそれに10代女性、20代男性が続くが、
30代以上の年齢層は比較的低い(図4-1)。YouTubeも10代、20代の比率はやや高いが30代以上の年齢層にも幅広く利用されている。
性別でみるとどちらのプラットフォームも男性の比率が高い。
>>2以降に続く