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大手マスコミは、代表選を伝える時はバランスを取って、必ず小沢氏の政治資金規正法の問題を伝え、
強制起訴される可能性があると報じる。一般の読者にとっては、菅氏と小沢氏の政策の違いはよく分からないので、
首相が起訴されるという可能性は不名誉なものと思うのだろう。
それに対して、ニコニコ動画などで直接、小沢氏の話を聞いた若い世代は彼に好意的だ。
こっちではバランスを取る必要がないので、彼の独裁的な政治手法や政治資金にまつわる話よりも、
彼の政治信念とか人柄の話をすると、意志が強く指導力のありそうな小沢氏に好感を持つ視聴者が多いのだろう。
若い世代は、あまり政治とカネについての関心は強くない。田中角栄のような大規模な贈収賄とは違い、
小沢氏の問題は政治資金団体の虚偽記載にすぎない。もちろん違法行為に問題がないとは言えないが、
首相としての能力とは別に考えた方がいいだろう。
小沢氏が支持を集める背景には、鳩山・菅内閣で続いてきた政策があまりにも無策で、
経済もまったく改善していないという不満がある。
菅氏がプラス・マイナス10点ぐらいだとすれば、小沢氏はプラスもマイナスも
100点ぐらい取りそうだから、ハイリスクの「賭け」に出ているのだろう。
こういう傾向を「危険だ」と言う人がいる。若い世代は小沢氏の恐さを知らないで
選挙向けの温和な顔だけを見ているとか、日本経済が行き詰まってヒトラーのような
「強い指導者」を求め始めたのではないか、といった批判もある。