10/09/06 22:10:18 0 BE:1097348148-PLT(12556)
司法修習生に国が給与を払う「給費制」が、今秋から生活資金などを貸し付ける「貸与制」に変わる。
大学・法科大学院で学ぶために、すでに奨学金など多額の債務がある修習生は〈二重ローン〉を
抱えることになる。日本弁護士連合会(日弁連)は「裕福でないと法曹が目指せなくなる」
貸与制に反対、大阪弁護士会などは、給費制維持を求める約3万人の署名を集めた。
9日には新司法試験の合格発表があり、〈貸与修習生〉が誕生する。
給費制は1947年に始まり、月約20万円の給与などが出ている。しかし、
司法制度改革で司法試験合格者は増え、2007年は00年の2倍超の2000人を突破。
これに伴って国の負担が増えることから、貸与制導入が決まった。
貸与の基本額は月23万円で、修習期間(1年)の総額は約276万円。無利子で、
修習終了後6年目から10年以内に返済させる。
(中略)
法務省は「国の財政には限りがある。粛々と施行する」としているが、大阪弁護士会の
金子武嗣会長は「お金がなく苦労した人こそ人の痛みがわかる法曹になれるはず。
多様な人材を確保する意味でも貸与制は間違っている」と話す。
*+*+ YOMIURI ONLINE 2010/09/06[22:10:18] +*+*
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