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>>1の続き
■PKO部隊、機能不全
・一方、事件を阻止できなかったMONUSCOは、約1万8000人の兵士や警官をコンゴに
展開している。現場から車で30分ほどの場所にもキャンプがあり、村人の証言などから事件後、
PKO部隊が村の近辺を訪れていたことなどが明らかになってきた。
MONUSCOは、村人から当時、集団レイプについての報告が一切なかったため、
事件に気づかなかったと弁明しているものの、8月26日に開かれた国連安保理特別会議では、
出席国からMONUSCOの対応の遅れを非難する意見が相次いだ。議長国を務めるロシアの
ビタリー・チュルキン国連大使は会議後、MONUSCOを「機能すべきことが機能しなかった」と
批判した。
■「社会に恐怖」が目的
・また、ワルストロム事務総長特別代表が会見で明らかにしたところでは、FDLRら武装勢力は、
集団レイプを軍事的、経済的目的を達成するための戦略的な手段として利用している。
社会に恐怖を植え付けることが目的で、今回も「他の多くの事件と同様、組織的なレイプが
計画されていたもので、回避できた」という。
コンゴ東部では、レイプ事件が頻発しており、政府軍の兵士が起こすことも多い。
国連によれば、昨年1年間で、8300件のレイプ事件が報告された。
1日に23件が起きた計算だが、実際の犯行はこれよりはるかに多いとみられる。