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★虐待女の熱血父“身元引受”拒否「この期に及んでも家庭顧みず」
猛暑のマンションの1室に、3歳の長女と1歳の長男を2カ月近く放置し死亡させたとして、
殺人容疑で逮捕された風俗店従業員、下村早苗容疑者(23)。現在は大阪府警本部に
拘置されているが、府警との連絡窓口となる親族代表の役割を、実の父親が拒んでいた
ことが分かった。下村容疑者の人格形成には、父親の放任が影響したと言われているが、
逮捕後も放任状態は続いているようだ。
犯罪で逮捕された容疑者に関しては、親族の代表者が警察とのやり取りや
容疑者の所持品引き取り、生活必需品の差し入れなどを引き受けるのが一般的。
だが、下村容疑者の父親は大阪府警の要請を拒否したという。
母親は容疑者が幼いころに離婚しており音信不通とされている。
「責任放棄とも言えます。下村容疑者の父親は勤務先の高校のラグビー部指導に入れあげて
家庭を顧みる余裕がなかった。離婚後は小学生だった容疑者が妹2人の世話をしていたそうです。
結局、容疑者は中学入学後、素行不良になった。さらに高校卒業後、父親は容疑者を東京の知人に
預けてしまった。そうした経緯がある娘へのかかわりを、父親は拒んでいるのです」(捜査関係者)
父親は下村容疑者の母親を含め、少なくとも2度の離婚をしていることが分かっている。
現在は三重県内に住んでおり、大阪府警に拘置されている容疑者と面会したり差し入れ
することは、それほど大きな負担にはならないはずだ。
「父親自身はラグビーの競技経験がないにもかかわらず、勤務先の高校ラグビー部を
全国屈指の名門に育て上げたほどの人です。教育に関する講演も多くこなしており、
周囲からは熱血教師と思われていました。その実の娘が世間を震撼させる事件を
起こしただけでも驚きなのに、父親は自らの責任も放棄した。親族代表は結局、
大阪府内に住む自分の父親、つまり下村容疑者の祖父に押しつけてしまいました」(同)
渦中の父親は、事件発覚当初は取材に応じていたものの、その後は学校にも出勤せず、
本紙の取材にも応じていない。
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
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