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地下鉄を使って宅配便の荷物を運ぶ全国初の社会実験が2日、札幌市で始まった。
輸送をトラックから地下鉄に切り替えることで、二酸化炭素の排出量を減らすとともに、
交通渋滞緩和につなげる狙い。
来年度以降の実用化を目指し、乗客への影響や安全性、コストなどを検証する。
実験は、ヤマト運輸や大学教授らでつくる「都市型新物流システム研究会」と市が協力して実施した。
市営地下鉄東西線の大通―新さっぽろ駅間(約12キロ)で、乗客が少ない昼間の1日計3便に、
配達員が2人1組となり、専用の箱(幅50センチ、奥行き70センチ、高さ90センチ)に
荷物を入れ、電車(7両編成)の2、6両目の車いす用スペースに台車ごと載せて運ぶ。
車いすの乗客が乗ってきた場合は、速やかに降車して次の電車に乗り換えるなど、
迷惑がかからないようにする。
(2010年9月2日16時02分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
輸送実験で地下鉄に積み込まれる荷物(札幌市の地下鉄東西線大通駅で)
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