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・8月上旬、東京「明治記念館」の宴会場は着飾った約400人でにぎわっていた。
結婚披露宴ではない。30代から50代の独身男女各100人とその親が結婚相手を探す
「大お見合い会」だ。
「人の印象は6秒で決まります」。司会者のあいさつが終わると、机を挟んで向かい合った
親子2組計4人が、満面の笑みで自己紹介を始めた。1分の持ち時間が過ぎると、男性側が
隣の席に移動し、再び同じことを繰り返す。
すべての参加者が自己紹介し合う“自己紹介タイム”は約2時間に及んだ。その後、親は
親同士、子は子同士に分かれ、それぞれ意中の相手と電話番号などが書かれた身上書を
交換した。親子同席のままだと、親子どちらかの意見に押されるなどして特定の参加者だけに
人気が集中し、まったく身上書を交換できない人が出るおそれがあるらしい。
実際の交際に発展するかどうかは、あくまで参加した親子の意欲と努力次第だ。
会を主催したのは結婚相談会社「オフィス・アン」。10年前から親の代理見合い「親の縁は
子の縁交流会」を全国で開いてきたが、参加者からは「親同士が意気投合しても肝心の
子が消極的」との不満も多かった。そこで、親子同席にすれば子のやる気も出るのではと、
今回初めて「親子同伴参加」を条件とした。
参加料は親子で2万5000円。子の参加者は、男性が31~51歳(平均年齢39歳)、
女性が26~47歳(同35歳)。男性は勤め人がほとんどだが、女性は求職中や
家事手伝いの人も。母親同伴のケースが男性は9割程度、女性は8割を占めた。
参加した親は切実だ。関西から来た母親は「息子はもう40代。今年ダメならもう
あきらめようと思う」という。子側は「一度に100人もの相手に会う機会に恵まれた」
(30代女性)との声がある一方、「親に無理やり連れてこられた。時間が短すぎて、
誰とどんな話をしたか覚えていない」(30代男性)という意見もあった。
作家の室井佑月さんは「結婚とは独立して家庭を持つことなのだから、親が来ることに
違和感を覚える。子は結婚の意味を自分なりに考え、親はそれを見守っていれば
いいのでは」と話した。(抜粋)
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