10/08/31 16:59:06 ZRtntunD0
ハザール王国は強大な軍事力を持つ西のキリスト教国(東ローマ帝国)と
南のイスラーム帝国とに挟まれた小国であった。
もしどちらかの宗教に属した結果、もう一方の国から敵対視されてしまうため
常に両国の機嫌を取る綱渡り的外交を行わざるを得なかった。
しかしある日、どちらの国からもイチャモンをつけられないよう、
国を挙げて国民全員がキリスト教でもイスラム教でもない、
両者の元になった宗教であるユダヤ教に改宗する。
さらには国家ぐるみで歴史と文献を捏造し、
挙句の果てに「自分たちはユダヤ人の子孫」と主張する。
しかしやがて国を滅ぼされ、難民が大量に東欧に流入する。
その後ヨーロッパでも先に移住していた黄色人種のユダヤ人(スファラディー)を押しのけて
数にまかせて自分たちこそが本当のユダヤ人だとゴリ押しに主張した。
そして今では欧米で経済の中枢に居座るほどの権勢と社会的認知を得たが
彼らは本来、ユダヤ人とは関係ない別の民族なのである』
…と。
2chでもしたり顔で唱えられている説だが、実際にはどうかというと、
世界の有識者でそのように思っている者は殆どいないのが実態だ。
先に述べたレンバ族の遺伝子を調べたグループは
アシュケナジー系ユダヤ人とスファラデー系ユダヤ人の両者の遺伝子調査を行ったが、
その結果両者に根本的な違いはなく、どちらも明確に
ユダヤ人としての特徴が認められると結論づけている。
(エルサレム・レポート誌1999年5月10日号より)
アシュケナジー系とスファラデー系は、両者とも西暦70年のエルサレム滅亡の後、別のルートに離散し、
離散地での混血の結果、その現地人の特徴が色濃く出ただけというのが真相のようだ。
またハザール王国にしても全く関係のない他民族による国などではなく
ユダヤ人が多数居留していた事が学術調査で判明している。