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★民主党:使途不明「組対費」…09、10年にも13億円
民主党の小沢一郎前幹事長が党代表だった06~08年、党本部から組織対策費(組対費)名目で
党財務委員長あてに計約22億円が集中的に支出され使途が明らかにされていない問題で、09、10年も
同様に計約13億7000万円の支出があったことが、同党の内部調査で分かった。この使途も不明という。
組対費の主な原資は国から支給される立法事務費(公金)で、06~07年に財務委員長だった山岡賢次副代表が
通常とは別の口座を開設したことも判明。同党はこうした実態についてさらに調べを進めている。【政治資金問題取材班】
同党では06年4月に小沢氏が代表に就き、同年9月に再選後、執行部を刷新。財務委員長になった
山岡氏に6800万円が組対費として支出されたのを皮切りに、08年11月までに計約22億円が、山岡氏と
後任の佐藤泰介前参院議員に支出され、使途が明らかにされていない。このため同党は菅直人政権が誕生
した6月以降、組対費などを調査していた。
複数の党関係者によると、調査で新たに、佐藤氏に対して09年に4回で計5億500万円、10年には菅政権
発足まで8回計8億6700万円の計13億7200万円が同様に支出されていたことが判明したという。当時は
鳩山由紀夫代表、小沢代表代行(10年の支出時は幹事長)だった。両年はほかに、輿石東参院議員会長に
6回で計5500万円、石井一副代表ら2人に各1回500万円が支出されているが、佐藤氏への支出は突出している。
組対費の原資は、議員の調査研究のため国会が議員1人当たり月65万円をまとめて各党・会派に提供する
立法事務費が主に充てられ、党の正式口座である「財務委員長口座」に入金された。その後、「財務委員長口(ぐち)口座」
という別口座に仮払いの形でいったん移され、すぐに引き出されて財務委員長室の金庫でプールされていた。
別口座は山岡氏が財務委員長在任中の06年12月、党職員に指示して開設されたという。
(続きます)
毎日新聞 2010年8月31日 2時34分
▽ソース 毎日新聞(毎日.jp)
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